早期退職などで、若いうちに退職金を手にする機会が増えていますね。
── 今日のキーワード ────────────────────────
● 退職金に対する税金は軽い負担となるように配慮されています!!
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退職金に対する税金は、他の所得と分離して次のように計算します。
□(退職金-退職所得控除額)×1/2=退職所得金額
□ 退職所得金額×税率=納税額
例)
勤続年数が20年で、退職金が1,000万円の場合の納税額は次のよ
うになります。
(1,000万円-800万円※1)×1/2=100万円
100万円×10%=10万円・・・納税額
(※1)勤続年数が20年の場合の「退職所得控除額」
は800万円となります。
退職金から控除することができる「退職所得控除額」は、勤続年数によって異なります。
働いた期間が長ければ長いほど「退職所得控除額」は大きくなり、結果として納税額が減少することになります。
━━━━ご注意━━━━
退職金には住民税も課税されます。
上記の場合の住民税額は44,700円となります。