他の個人から年間110万円(基礎控除額)を越す財産を贈与された場合、
財産を贈与された人が贈与税を支払うことになります。
が、贈与財産の種類によっては課税されないケースもあります。
── 今日のキーワード ────────────────────────
● 贈与税の非課税財産は8種類!
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まず、贈与税が非課税とされている財産を列挙しますね。
○ 扶養義務者からの贈与で通常必要なもの(生活費や教育費)
○ 見舞金・香典等で通常必要なもの
○ その他6種類(あまり馴染みのない項目なので割愛しますね)
ここでのポイントは「通常必要なもの」というところです。
この言葉、具体性に欠けますよね。
僕が学生の頃は、学費プラス毎月の生活費として10万円を親からもらっ
ていました。
学費と生活費合わせて、年間200万円弱を贈与されていたことになりま
す。
この程度はもちろん「通常必要なもの」に該当するので、贈与税は課税さ
れません。
一方で、学費プラス毎月の生活費として40万円の仕送りをしている家庭
があるとします。
どうでしょう?
これは「通常必要なもの」に該当する金額でしょうか?
意見の分かれるところですね・・・。
この「通常必要なもの」の理解は非常に難しく、具体的な答えを申し上げ
られないのが事実です。
ここでは、「親の愛情表現の一つで行った子供へのプレゼントにも、場合
によっては贈与税が課税される可能性があるんだな。」
というくらいの感じをお持ち頂ければ良いかと思います。
今現在、微妙なラインの贈与をされている方がいらっしゃったらお問い合わせ下さい。
個別にお答えしますね(^O^)。